バイクの修理・点検、メンテナンス

自動二輪の車検に必要な書類

自動二輪車の車検に必要な書類は以下の通りです。

事前に用意するもの

・車検証
・定期点検記録簿
・軽自動車納税通知書
(車検が切れる年の通知書。紛失した場合は役所の納税課などで再発行可)


自動二輪車の車検に必要な費用

車検にかかる費用は法律で決められている法定費用なので、支払う金額はどんなバイクでも一緒です。その内訳は以下の通りとなります。

車検を受ける際に必ずかかる費用

自賠責保険(24か月)
重量税
印紙代

さすがに自動車よりは安いですが、大きな出費であることは変わりません。
ユーザー車検でない場合、バイクの修理屋さんなどに車検を代行してもらう事になります。
その場合の費用の内訳は概ね以下の通りです。

車検代行手数料・・・おおよそ1万円〜2万円前後
車両整備費用・・・おおよそ1万円〜3万円前後(消耗品・車両状態・整備内容による)

法定費用+代行手数料+整備費用で、概ね5万〜6万くらいで収まるのが平均値と言えますが、
業者によって異なりますので、必ず受ける前によく確認しましょう。
車検を受けられるのは自賠責保険が切れる一カ月前からです。
必要書類を揃える時間などもありますので、余裕をもって最低でも一週間前には受けましょう。

Diskローターとキャリパー

お手入れが重要なディスクブレーキ

ほとんどのオートバイに使われている「ディスクブレーキ」。タイヤの横に ついていてタイヤと一緒に回ってい る金属の円盤 「ディスクローター」! この円盤を挟んで回転を止めよう と、フロントフォークやスイングアー ムに取り付けられている無骨な部品 「キャリパー」

キャリバー、ディスクローター

この「ディスクブレーキ」ですが、走行してブレーキをかける度に金属の 粉塵を発生させます。 この粉塵をブレーキダストと呼びます。 このブ レーキダストがホイールやブレーキ周りを汚している主な原因でして 洗車してもキレイになりにくく、汚れたままにしておくとホイールやブ レーキを錆びさせてしまったりと厄介なやつ。

ブレーキをかけるとキャリパーが作動してディスクパッドでディスク ローターをすごく強い圧力で挟んでタイヤの回転を止めようとします。
この時にローターとバッドが激しく擦れてバッドやローターが削られる ことで金属や他の粉塵を発生させます。
この粉塵って、発生直後は高温 になっていてホイールに飛び散り、塗装や金属部分に付着し、その後冷 えてその上にまたブレーキダストが降り積もるという事を繰り返し黒 ずんだ汚れになります。

キャリパーの断面図

●キャリバー断面図 キャリバーボディ・ ブレーキフルード、ピストン・ブレーキパッド、ピストンシールー
・ディスクローター

バイクを大切にしよう という思いに感謝

さらに、そのままにしておくとブ レーキダストの金属成分が錆び て茶色い汚れになります。 そして ホイール、ブレーキが錆び、バイク が錆びる。 ってよくあるパターン でして、スクーターにおいては もっと酷いことに。ディスクローターに開いてる無数の穴全部に、びっし りとダストが詰まってるなんてよく見 かけますよ。

水洗いじゃ落ちにくく、なんとなくホ イールやブレーキが茶色くなってきた なって感じていませんか?錆びた鉄粉 に水や洗剤をかけても落ちにくいんで すよ。
 

キレイにするには専用のブレーキダストクリーナーや、鉄粉除去剤などを使って洗うのがベストです。
他にも、走行していると車の排気ガスに含まれる油分がブレーキに付着 した汚れが原因で、ブレーキの性能が落ちたりすることもありますよ。

バイパスホンダに車検や点検に入れて頂くと、バイクがとってもキレイ になって返ってくるのは、数種類の専用クリーナーを使って洗浄してい るからなんです。

いつもバイクを綺麗にしてるお客様は尊敬します。
点検や車検に入れて いただくお客様にも、バイクを大切にしようという思いに
感謝してます。


整備していてよく思うのは、汚れって不思議な故障やトラブルを発生さ せるものだなぁと。
原因不明な故障のときに悩んだ挙句、洗浄してみた らすぐに原因が解ったり、症状が改善されたりと、汚れって見た目だけ でなく、ほんとに厄介なやつです。

結論  =ブレーキ周りの汚れは、マメに洗浄!

部品の中でもTOPクラスの 働き者

部品の中でもトップクラスの働き者

チェーンと言っても 「鎖」ではなく、バイクに使われているのは「ローラー チェーン」って言って、動力を伝達するためのチェーンでして、バイクの左側、 エンジンから後輪にかけてぐるっと一周してる金属のベルトみたいな部品 です。ピン、ブッシュ、ローラー、プレートと呼ばれる部品を多数(100個~ 120個) 組み合わせて、一本のベルトの様な見た目になってる部品です。

沢山あるバイクの部品の中でもトップクラスの働き者で重要な部品です。 

バイクが走ってる姿を後ろから見たときに後輪の左側をぐるぐる回転して るチェーンを見たこともあるかと思いますが、走ってる速度に合わせて低速~高速まで回転スピードが変わるし、少しはカバーが付いてるけど、殆ど むき出しな状態ですよね。

 お手入れが悪い状態では「バキバキ」 「ガリガリ」 と大きな音がしてるし、すごく波打ってチェーンが振れてるようなバイクを 見かけることもあります。

 

 

 このバイクのチェーンですが、 お手入れがとっ ても面倒くさく大変でして。でもキチンと手入れしてあげないと大変なことになります。

●走行中チェーンが切れ、切れたチェーンが勢いそのままエンジンを叩き 割ってしまう高額修理パターン。

●走行中チェーンが外れてしまい、後輪 に絡みついて急に動かなくなりタイヤがスリップして転倒してしまう、命 の危険にさらされる最悪パターン。

●走行中チェーンが切れる、又は外れ る等して、走行できなくなりツーリング中止& レッカー車を現場で待つし かないお疲れパターン。チェーンが切れない、外れはしないが錆びつい ていて動きが悪く、大きな騒音を出して見た目も悪くバイク仲間に見られ ると恥ずかしいパターン。

●続けて言うならば燃費も悪くなっている事に 気が付いてなく、損をしているパターン。そして大して走行距離も増え ていないのに交換しなければならない早期交換で修理費用ばっかり払う パターン。

という具合にチェーンの具合が悪いとライダーの具合まで悪くなってしまうことになります。そうならないためのお手入れとは・・    

 次回 チェーの知識 ②⇒

チェーン専用のスプレーでこまめに給油

いつもしっとりと潤いを、チェーンを錆びさせない為にチェーン専用のスプレーでこまめに給油をしてあげること。 特に雨で走行した後や洗車し た後には給油が大事です。

○汚れは大敵、チェーンの油分に誇りや砂など が付着してると砂などを噛みこんで摩耗してしまうので、こまめに拭いて あげる、もしくは洗ってあげる

 ○少しずつ確実にチェーンは伸びるもの。 だるんだるんに緩い状態で走行しないで、 バイク屋さんで調整をしてもら いましょう。

と、色々言いますが実際には面倒くさくて簡単にできるものではありませ ん。
チェーンのお手入れには気を付けないと、大けがをすることもあります ので、バイクショ
ップにお願いして診てもらいましょう。
チェーンの調整や 給油については工賃がかかる事もありますが、 そんなに高く無いので気軽 に相談してくださいね。

オーナーさんに気をつけていただきたいのは、特に屋外でバイクを保管さ れている方で、雨天でも走行することが多い方は、本当にこまめなお手入れ が必要です。
見た目でチェーンが錆びていないか、走行中にガリガリ、ゴリ ゴリと音がしてないか気をつけて、少しでも気になったらお店に行ってくだ さい。

 また数カ月乗らないでいたバイクもチェーンが錆びていたなんて 事もあります。
また定期点検をお願いするとチェーンまで洗浄、給油 して綺麗にしてもらえます

 最近ではチェーンも種類が多くなり、カラフ ルでカッコいいチェーンや長持ちするチェーンなども有りますし、 カスタム やグレードアップする事も楽しくてイイですね。

 ご注意いただきたいのは、 DIDやEKと呼ばれるチェーンメーカーさんのホームページをそっくりにし た詐欺サイトがあるそうですので、通販で買おうとする前にバイクショップ で相談した方がよいでしょう。

 バイク毎にチェーンの適合があり、スプロケッ トなどの関連部品の交換も必要です。

結論! バイクへの愛情はチェーンに現れる? 確実なメンテはショップが安心!

意外と知られていないタイヤの賞味期限

タイヤはゴム製品の為、経年により劣化していきます。
タイヤを交換してから時間が経つとヒビ割れなど入る事があります。
軽微なヒビであれば直接悪影響を及ぼすことはありません。
経年劣化の一つの目安として、ヒビを見かけたらタイヤの交換を検討することをお勧めします。

個人の見解ですが、時間や保管状況で劣化の進み具合は変わるのです。
公道を走行するバイクで、新しいタイヤを使い始めてから4年を過ぎてくるとゴムの硬化やヒビ割れなどが少しずつ出てきているように思います。

特に年間1,000〜2,000kmくらいしか走らなくて、屋外保管のバイクなどは紫外線や湿度などの影響が強く、劣化が早いように思います

ヒビ割れがあれば分かりやすいのですが、ゴムの硬化などは見た目で分かりにくく、滑りやすいタイヤになっているので、久しぶりに峠道を走った時にコケそうになったりすることもあります。

車庫で保管してるバイクであっても、湿度や気温が高くなりやすかったり、変圧器や電流を発生させる機器等が同じ室内に置いてあると、タイヤの劣化を早める事になります。

という事でタイヤはすり減っていなくても4〜5年経ったら交換した方がいいという事です。

「勿体ない、まだ使える」と頑張るのも良いですが、転倒や事故を起こさない為にもタイヤは新鮮な状態で運転しましょうね。

そして何よりもいっぱい乗って、しっかりとすり減らして交換する事が、バイクにもタイヤにも、お客様にもバイパスホンダにもいい事です(笑)

結論!

タイヤは新鮮な状態が操作も快適!減ってなくても4〜5年で交換!

 止まる為には、重要な知識

ブレーキフルードってなに?

車が安全に走るには、さまざまな部品が適切に作動することが重要です。
そしてそれらの部品が適切に作動するために欠かせないのがオイルの存在です。

その代表とされるのがエンジンオイルですが、実は車が安全に減速、停車するために欠かせないブレーキが適切に働くためにも、オイルが必要なのです。

このブレーキ機構を適切に作動させるために必要なオイルがブレーキフルードで、定期的なメンテナンスが必要です。

ブレーキフルードの役割

ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏んだ力をブレーキパッドへ伝達する役割を担っています。

アクセルを踏むとエンジンの力が車輪に伝わり車が走りますが、このブレーキローターも連動して回転します。そして車を減速させる際、ブレーキペダルを踏むとブレーキキャリパーが内部のパッドをブレーキローターに押し当てて車を減速させます。

ここでブレーキペダルを踏んだ力を、適切にブレーキパッドに伝える役割を担っているのが、ブレーキフルードです。もしもブレーキフルードが無かったら、車はブレーキをかけることが出来ず減速することができません。
スピードを落とせない。止まりたいときに止まれないなんてとても恐ろしいですよね。

ブレーキフルードがいかに重要な役割を担っているかお分かりいただけたかと思います。

バイクのタイヤは新品の時が最高の性能を発揮する

バイクのタイヤって表面の左右に丸みがあって、これがとっても重要です。この丸みがあるからカーブでバイクを傾ける事が出来てるわけです。

いうまでもなく新品タイヤが一番きれいに丸みが付いてるわけで、走っているうちに摩耗してきます。いつも地面と接地してる部分が先にすり減ってしまい、丸い形が崩れていくわけです。

サーキットを走っている人以外、つまり一般の公道を走ってるバイクのほとんどが、後タイヤの真ん中が先にすり減って平らになっていくという減り方をします。

タイヤ溝の半分くらいまで使うと真ん中が平らになり、こうなるとカーブや交差点でバイクを傾けようとしてもなかなかバイクが寝てくれません!
それでも寝かせようとすると、今度は一気にバイクが寝てしまい、ビックリ転倒...
なんて良くあるパーターンです。

前タイヤにおいては、真ん中より両横が先にすり減るもので、こうなると路面の凸凹や縦筋などにハンドルを取られたり、カーブでバイクを寝かすとハンドルが切れ込んで乗りにくかったりしてきます。

乗り心地良く快適に乗れるのは、タイヤ溝の半分くらいまで、それ以上すり減っているバイクは実は乗りにくく疲れやすい状態なんです。

一度タイヤの表面を手でナデナデしてみて、凸凹してたりカクカクしてたら、交換するとビックリするくらい乗りやすくなります。
この良い方のビックリで転倒する人もいるくらいで、タイヤ交換してお店を出るときにはバイクを寝かしすぎないように気をつけて乗ってね。

フロントフォークのオイルも交換が必要です!

 =その1=

前タイヤを左右から支えてる金属性の太くて丸くて長い部品。

 路面の衝撃を吸収し乗り心地を良くし、走行バイクの安定化。

ブレーキ時はタイヤの接地力を最大限に発揮させるなど、働き者

その性能はメーカーがしのぎを削って進化し続けてるほどの部品

この部品をフロントフォークという、太いパイプの中を細いパイプがスライドして出入りし全体の長さを変化させ、路面の凸凹の衝撃を吸収して乗り心地などを安定させています。

中身を簡単に言いますと、コイル状のバネで衝撃を吸収する。

バネだから、一度縮めると伸びたときに跳ねてしまい、着地するとまた沈んでまた跳ねるを、繰り返しボヨンボヨンと安定しないので、それを抑えるために少し粘りのあるオイルを入れます。

さらにオイルの通り道を小さくしてフォークパイプが出入りする動きをオイルでほどよく邪魔をすることでバネのボヨンボヨンを抑制します。

簡単に言うとこんな感じ。

専門のメーカーも多数ありテクノロジーの部品です。

高級バイクほどフロントフォークも高級品が使われています

このフロントフォークについて、スポーツバイクのフォークは

定期的にオーバーホールをしたほうがいい
って知ってる方は多いけれど、
近年すごく増えてきた原付二種のスクーターやカブモンキーなど小型バイクも

オイルダンパータイプのフォークを採用

走行安定性を向上させています。 


そしてこのフロントフォークは新品が最高の状態
使うほどに性能は落ちていく

なぜかというと...

①金属性のパイプ同士が擦れながら伸縮して路面の凸凹を吸収

②中に入ってるオイルは金属の摩擦でどんどん劣化していく

③オイルは汚れていくが、使われ続ける(フィルターなどない)

④速度や路面によってはフォークパイプは音速で擦れることもある

 
⑤オイル劣化→金属も磨耗→ダンパー効果が弱く→走行安定が悪化

 

その2 こちら ⇒

 

=その②=

ということで、定期的にフロントフォークのオイル交換やオーバーホールをしてあげたほうがいいんです!

特に原付二種のバイクではフロントフォークをメンテナンスすることを知らない方が多数いらっしゃるので、今回の記事を掲載することにしました。


新品のフォークオイルは、透明に少し色がついてる感じで透けていますが、使用済みのフォークオイルは、ねずみ色やでヘドロ状になっていたりします。

特に新車から一度もオイル交換や分解整備したことない、フロントフォークのオイルはかなり汚れています

そしてフォークオイルを交換または、分解整備するのなら
オイルを純正よりも粘りの硬いオイルを使うと乗り心地がすごくよくなるんです。

先日も走行距離3,000㎞のリード125のフォークメンテで、もともと乗り心地も良かったんですが、前ブレーキを強くかけたときに、フォークが縮んでゴツン!と底突きする感じがあったのです。

オイルを硬めにしてからは
急ブレーキをかけてもゴツンとならなくなりました。

道路に出るときの段差を降りたときの感触もとても静かになりました。


ただメンテナンスするだけでなく、乗り心地のグレードアップも楽しむこともできます

乗り放しでは、いずれオイル漏れを起こして修理が必要になります。


突然の出費で困らぬよう、時間と予算のある時にぜひフロントフォークのメンテナンスやグレードアップを考えてみませんか?

いつでもご相談に応じます。


毎日の通勤に乗っている方も、ツーリングで長距離に使う方も、

違いを体感できること間違いなし!

 


結論!

大型バイクやスポーツバイクだけでなく

    小型バイクもフロントフォークのメンテは大事!

長い間、放置していたバイクを引っ張り出して、気晴らしに
ちょこっとツーリングなど始めた方々に、バイパスホンダ本社
林師匠の、、、ウンチクを…
(バイホン季刊の通信で、いろんなコト発信しています。)

誰もが知っているガソリン.....だが、
あまり知られていないガソリンの賞味期限??

今あるオートバイのほとんどはガソリンエンジンですね。
文字通りガソリンを燃焼させてエンジンを稼働するもの。
このガソリンについて知って貰いたい事が。


「ガソリンって腐るんですよ」 ホント

タンク入れているガソリンは腐りやすいんです。

*車よりタンクが小さいので量が少ない=腐りやすい。

*趣味で所有している人が多く保管している月日が多い=ガソリンが古くなる。

*ガソリンタンクが車体のデザインになっているバイクは、タンクの温度が高くなりやすい=ガソリンの揮発成分が抜けやすい。

 

タンクが直射日光にさらされるので・・*逆に冬場は温度が低くなる=タンクの中で結露しやすい。水が混入しやすい。

*天気や季節、諸事情等によっては長期間保管している。「しばらく乗らなかったらエンジンが掛からない」ってどれくらい?
「1年以上動かしていない、バッテリー交換したら動く?」

 

そんな簡単じゃありません!!!

バッテリーは交換すればいいけど、ガソリンが腐ってたら修理しなきゃ

今の足回りの乗り心地に慣れてしまってる方、もっとこんな乗り味が欲しいという方
一度足回りに目を向けてみてはいかがですか?

さて、今回の題材はセロー。

タイトルにもありますように、ヤマハ セロー250のリアリンク周りの整備をしました。

リアショックのリンクOHとスイングアームピボット部のOHに加え、スイングアームピボット部のニードルベアリング化もすることに…

まず、後周りを分解していきます

今日はタイヤ・チェーンスプロケット交換ばかりの日でした。

どうせ変えるなら少しいい物を!_f0061705_19075037.jpg

原付2種まではノンシールチェーンを使用している車両が多いのですが
耐久性・駆動音などを考えるとシールチェーンの方がお勧めです。

値段は純正チェーンの3〜4倍くらいになりますが、
色も選べてカスタム感も増しますし^^

※純正チェーンは420サイズだと¥2.000〜¥3.000ぐらい

あと、高回転まで回した時の加速がスムーズになります。

これは体感できるので結構感動ものです。

どうせ変えるなら少しいい物を!_f0061705_19075783.jpg

スプロケットの材質を変えたり、丁数を変えて加速フィーリングを
変えたりする事も出来ますので、一度ご相談いただければと^^

せっかく変えるんだったら少しいい物にしてみても良いんじゃないでしょか

また新鮮な気持ちでバイクに乗れますよ〜


適正ギヤで走ろう

最近、バイクに乗ってスタートするとき
「ニュートラルから2速へギヤを入れて発進」
という方々をよく見かけるようになりまして・・

見出し

大きくして、読めます

本当にバイクを支えてる「ホイールベアリング」

「ホイールベアリング」。ほとんどの人が聞いたことはあっても、あまり見ることも無い、だけどものすごく身近で重要なバイクの部品ですよ。

ベアリングって「モノの回転を助ける」ってのが最初の目的で考え出されたようで、レオナルドダビンチのアイデアがもとになってるなんてネットの噂なんだけど、今回はバイクに使われてるベアリングの中でも、特に少しでも痛んだら即交換が必要な部分のお話でして、皆様の体重とオートバイの重量をも支えながら時速何十キロってスピードでコロコロやられているホイールのベアリング。バイクの種類によって少し違うけれど、前後タイヤそれぞれに約100kg前後の重さがかかっていて人が乗ったらその分も加算され、走行してるときの速度や衝撃を加算するともっとすごい加重を支えているホイールベアリング。軸受けとかコロとか呼ばれることもあるように軸とホイールの間にいるやつでして、その本当の姿は直径5mmくらいの、金属でできたボール玉ですよ。こんな小さなボール球が10〜20個くらい寄せ合って100kg以上の重さを支えつつ転がされているんですよ。

日本のベアリングは世界一の精度と耐久性があると思っていますが、さすがに磨り減りますよね。水がかかったり放置され湿気で錆びますよね。5mmくらいのボール球ですもんね。点検の時とかタイヤ交換の時には必ずチェックしていますが、初期の異常にはなかなか気がつくことは難しく、知らないで乗り続けて来店されたときに、私たちが気付いて強制修理なんてことも何度かあるんですよ。もうタイヤが外れそうになってるのに気付いてなくて事故を起こす寸前なんてのもありました。

初期症状は、少しゴロゴロ音がする程度でしてホイールを外した時でないとわかりにくいので4〜5年、走行2〜4万kmくらい経ってたら悪くなる前にホイールベアリングの交換をお勧めしますよ。

たくさん走ってしょっちゅうタイヤ交換をしてるバイクはその度ベアリングもチェックされるので大丈夫だと思うけど、走行距離が少なくタイヤやホイールを外した事もなく数年経ってるようなバイクのほうが心配だね。

 最高速度や加速が悪くなってきたな… と感じたら

 バイクにはエンジンオイルやタイヤなど、乗っていくうちに交換が必要になるものが有りますが、今回はベルトについて。

スクーターには、エンジンの回転を伝える「Vベルト」が有ります。
自転車で言うとペダルの動きを伝えるチェーンみたいなものです。

11万km走ったスーパーカブ50。オイル交換はマメにやっていました。

それ以外、エンジンに関しては、オイルドレンボルトとオイルを入れる
キャップ以外は一度も開けたことはありません。はたして・・・・?



うわぁ〜!エンジンの中が金色になっている!


自然にできたゴールドアルマイトと言うか、黒ずんではなかったです。
で、ヘッドを外してバルブを見てみると・・・

 1950年代の終わり頃、ホンダスーパーカブが大ヒットした。
このオートバイは50ccのモペットタイプで、クラッチレバーがなく
片手運転が出来るというので重宝がられ、

スーパーカブと本田宗一郎 ⇒
蕎麦屋の出前や新聞配達など、町の商店の間では大変な評判となる。

本当にバイクを支えてる「ホイールベアリング」

気付かないうちに劣化する「ステアリングステムベアリング」

さらにもう一カ所、「ハンドルの部分」にベアリングが入っていまして。ハンドルを持ってフロントタイヤを左右に切って向きを変えますよね。オートバイは特にバイクを左右どちらかに傾ける事でハンドルが自然と傾けた方に切れ込んでカーブを曲がっていけるんだけど。バイクを傾けるだけで勝手にハンドルが切れ込むほどにスムースにガタつきなく動かすためにベアリングが使われてまして。走行2〜4万kmくらいで少し動きが悪くなってることが多いように思います。ほとんどがハンドルをまっすぐにしたときの状態で引っかかってるパターンでして、オーナーさんは少しずつ少しずつ乗りにくくなっていくバイクに体も慣れていって、いつの間にか乗りにくくなっている事に気がついていないんですよ。車検や点検のときに私たちが試運転を必ず行うのはこういった症状を見つけるためでもあるんですよ。

通称「ステムベアリング」って言うんですけどね、自己診断するとしたら、回りに他の車や人がいないところで一本橋をわたってるような低速でハンドルでバランスをとろうとして、ハンドルがまっすぐから切り込もうとしたときにカックンと引っかかるような感じがしてたら要交換ですよ。わかりにくかったり、危ないと思うようでしたら無理せずお店に持ってきてね。ステムベアリングはすぐに診断できますよ。

恥ずかしい話ですが、私は先月ようやく自分のバイクVFR1200のステムベアリングを交換しました。自分のバイクを修理するのってホント面倒くさいのよね...でも、その後とっても乗りやすくなったですよ。

結論! 気付かぬうちに劣化してるベアリング!気になったら早めの点検を!