本当にバイクを支えてる「ホイールベアリング」
気付かないうちに劣化する「ステアリングステムベアリング」
さらにもう一カ所、「ハンドルの部分」にベアリングが入っていまして。ハンドルを持ってフロントタイヤを左右に切って向きを変えますよね。オートバイは特にバイクを左右どちらかに傾ける事でハンドルが自然と傾けた方に切れ込んでカーブを曲がっていけるんだけど。バイクを傾けるだけで勝手にハンドルが切れ込むほどにスムースにガタつきなく動かすためにベアリングが使われてまして。走行2〜4万kmくらいで少し動きが悪くなってることが多いように思います。ほとんどがハンドルをまっすぐにしたときの状態で引っかかってるパターンでして、オーナーさんは少しずつ少しずつ乗りにくくなっていくバイクに体も慣れていって、いつの間にか乗りにくくなっている事に気がついていないんですよ。車検や点検のときに私たちが試運転を必ず行うのはこういった症状を見つけるためでもあるんですよ。

通称「ステムベアリング」って言うんですけどね、自己診断するとしたら、回りに他の車や人がいないところで一本橋をわたってるような低速でハンドルでバランスをとろうとして、ハンドルがまっすぐから切り込もうとしたときにカックンと引っかかるような感じがしてたら要交換ですよ。わかりにくかったり、危ないと思うようでしたら無理せずお店に持ってきてね。ステムベアリングはすぐに診断できますよ。
恥ずかしい話ですが、私は先月ようやく自分のバイクVFR1200のステムベアリングを交換しました。自分のバイクを修理するのってホント面倒くさいのよね...でも、その後とっても乗りやすくなったですよ。
結論! 気付かぬうちに劣化してるベアリング!気になったら早めの点検を!