八幡店 山口です。どうも。
急な寒さに体が順応できていない者です。 今年の冬は前年より
確実に寒いと感じます。
毎朝、ベランダから皿倉山頂が白くなっていないか確認して。
昔は夜に雪山アタックしていたんですけど、最近では
加齢のせいか、夜が苦手になりました。ほんと見えにくい。
数年前、50年に一度の大寒波が到来しました。大袈裟な!と
思ってたらとんでもない積もり方をしていたので慌てて
アタックを掛けました。
この時は大丈夫だったのですが、
大昔に従業員で夜中の雪山アタックをしていた時、
キャブレターのアイシングで怖い目に遭った事があります。
キャブレターは、ガソリンを気化させ燃焼室に送り込む
装置なので気化熱で周囲の熱を奪っちゃうんですね。
その時に外気温が0度近くになっていると、キャブレターに
流入する空気中の水分が凍ってしまい、エンジンが吹けなく
なる。
ぐらいならいいんだけど、画像にあるスロットルワイヤと連結しているピストンが凍ってしまうと、
アクセルを戻してもエンジン回転が落ちなくなる。
雪の林道の上りを楽しく走っている最中に、コーナーに差し掛かり
アクセルを戻すも、回転が全然落ちない。
両足出して足ブレーキするが大して役に立たない(笑
そうなると、その後どうなるかは想像がつくと思いますが
想像通りの事が起こります...
なんとかエンジンを止める事ができたが、さすがに怖かった。
その後はキャブレターピストンが凍らない様にアクセルを常に動かして凍らないようにしながらゴールを目指す。
本当ならエンジン熱をキャブレターに送るダクトが付いているが、
僕は外していたんです、それが原因だったと思います。
自販機で暖かい飲みものを買ってくれてキャブレターにかけようと
してくれました。 コーンポタージュでしたが(笑
丁重にお断りして、自分で買ったホットティーでキャブレターを温めて
やりました。
雪が降ると、そんな過去のほろ苦い思い出が蘇ってきたりします。
今でも雪が積もればバイクで駆け回っているスタッフって...
怪我せんように楽しもう。