毎度の如く ちゃちゃっと全バラにいたします。
それもホントのホントに分解します。 それは何故かというと・・・
『強化クランクケース』!
を組込む為!です。 この前ご紹介した あのマニアックパーツです。
124㏄化する為にはケースのボーリング加工
(シリンダーのボアが大きい為ノーマルのままだと入らない)が必要なんですが
この強化ケースは出荷時にはこの加工が施されています。
ベアリング関係は組み込み済みなんですが
その他のオイルシールやカムチェーンテンショナー等のパーツは付いてないので、
もとのケースから移植・または新品を組込むことになります。


まぁ パッと見た目は一緒なんですが 優れモンなんですよ。
あとあとの恐怖を考えれば・・・ね。
(強化クランクケース編参照)
で、もって当然変更するのは・・・

「ロングクランクシャフト」!
これで ストロークアップ!!
ノーマルは41.4㎜に対し124㏄用は54㎜! たった13㎜ちょっとで劇的変化します。
ちなみに画像は106㏄用(50㎜)との比較。ちょっと長さが違うでしょう?
「ピストン」

もちろん幅は違います。
あと、特筆すべきはピストン上部の盛り上がり。
124㏄用が106㏄用より若干低くなってます。
圧縮比を106㏄に比べて低く設定してあるみたいです。
「シリンダー」

シリンダーの穴(ボア)の直径も もちろん違うんですが、
並べて置いてみたら 高さも違います。
ストロークアップした分高さも変更してますね。
当然ながら。
この三つのパーツを組込めば 夢の124㏄!になります。

さぁ!腰下の完成は間じかです。
でも、ここで もうひとつの新製品。

デイトナ製 『ライトフライホイール』!
なんのパーツ?って。
クランクシャフト左側に付いていて そのクランクシャフトと共に回転します。
それによってフライホイール内に収まっているジェネレーターで必要な電気を発生させ、
尚且つスパークプラグに適正な時期に火花を散らす役割を持ってるほか、
フライホイール自体 結構な重量なんですが
これが重りの役割を果たしていて
アイドリング時のエンジン回転を滑らかにして止まりにくくしています。
と、色んな仕事を一遍にさばいている重要パーツ。
これが無いとエンジンかかりません!
で、このライトフライホイール。
発生させる電気は純正と同じで
重量だけが20%減。(付属のスペーサーで10%減にも出来ます。)
これで重りが軽くなった分、エンジン回転の吹け上がりも軽くなるはず!
それに20%減位の重量ならそうアイドリングにも影響しないと判断。
さぁ!どう変化するのか楽しみ!!
でも、このデイトナ製のライトフライホイール。一つだけ欠点があるんです。
それはというともともとホンダ純正で付いているフライホイールは
2種類あってデンソー製とミツバ製があるんですが
なぜかこの二つ互換性が無いんです。
で、このデイトナ製。なんとデンソー製しか対応してない!
たまたま「メッキ猿」はデンソーだったから良かったんですが・・
ミツバ製だと「ハズレ」 になっちゃいます。
デイトナさん なんとかしてくれないかなと願うばかりの猿でした。
( ちなみに外見、フレーム番号で判断出来ません。
エンジン左側のケースカバーを外して確認するしかない。
もし 仮にミツバ製がついててもジェネレーターを
デンソー製に変更したら取り付けることが出来ます。高くつきますけど・・・ )
長々と講釈たれてしまいましたが さぁ 取り付け!

で、あとはいつものように組付けて・・・

完成!!!
なんだか 腰上が一回り(言い過ぎか?)大きくなった感じ。
さぁ、あとは車体の載せるだけ! ワクワクしますねホントに。
ではこれにて