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言葉もろくに話せない外国で、「さあスタート」という時からいきなり取り 残されて、仲間に連絡がとれない時、あなたなら、どうしますか?

   そうですネ…携帯がありますか?
いいえ!ここは外国で、いつもの携帯は使 えません。別契約で用意をしておけば当然可能なのですが、今回は持ってい ません。

 私、増田は、出発10分後、ステップのボルトが取れてシフトチェンジができないのでいます!

 

★☆ 我が社の美人スタッフ《 増田女史 》の奮戦記 1回目  ★☆

降るかと思えば、また日照り、辛い旅だけども、泣かないで おースザンナ泣かないでーーー
フォスターのこの曲とNZは、あながち無関係ではない。
  かつて、NZにもゴールドラッシュで沸いた時代があった。 (ブームは3年ほどであったらしい。) ゴールドラッシュの舞台となったオゴタ(南島)のダニーデン駅のプラットホームは、普通 にバイクが走っている。
電車と並んで走りたいーー。私がNZに来た理由だ。
実現しなかったが…
そう…私は泣きそうだった。

オークランドを出てから、1号線を走ること数10km・・ 正に、これから始まる旅への期待と興奮で胸いっぱいの、第1日目… しょっぱな。(しかも、この段階では晴れていたのだ。)


シフトレバーが、もげた!

正確には、シフトレバーの、つま先を引っ掛ける部分がなくなった! 勿論、私のやる気も、もげたヽヽヽ 1号線は言うなれば、高速道路である。全く幸いなことに、インターチ ェンジ(?)のすぐ先だったので、私はバイクを押して戻ることにした。

  私のすぐ後ろを走っていた(最後尾)S氏も、このラッキーな出来事に巻き 込まれて、付き合わされることになった。 マーベラスサンキュー! S氏は、「適当なボルトで即席シフトレバーを作る。」と言う私の説を、却下。 「連絡をつけて助けを待つ」ことになった。

しかし事前に聞いていたガイドの連絡先がどれも使えないし。通じない。 いや、そもそも電話の掛け方がわからない!


数時間後・・・・


☆ やった!!☆ ついに、本日宿泊予定のモーテルにつながった!
中学時代に、英語の鎖国を決めこんだ私とは違い、S氏は …

準英検2級!TOEIC650!
 『 なんと心強いことか…』 「 This is ○×△(名前) speaking ・・」


「 おお〜!」(感動)

だが、そのあとスグに、氏は受話器を、私に押し返してきた。

「ええ〜!?」 秒殺か?ここが英検準2級の限界か…?

 ではなく 問題は独特のなまりにある。映画 「トレインスポッティング」のような、あれだ。
例えば
ネーム(名前)は、
ナイン(9)と聞こえる。

「あなたの名前は?」 と聞かれて、
「1号線」と答えた。( 笑 )
(「9号線にいる?」と私には聞こえる)

とりあえず 


≦ Help me! Help me! ≧ と言っておく。

 すべてうまくいったのは、相手の忍耐強さと純粋な親切心のお陰だろう。

ハートオブゴールド「金は、人の心の中にー」

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 などと、まとめている場合では ない。 ”金の心”を持つ、モーテルの女性の気転で皆と連絡がとれたのは、すでに 3時間あまりたってからのこと。
  途方にくれている二人から、150kmほど離れた地点であった。 先行のグループは、すでに〔アフタヌーン ティー〕も済んだ頃だった。

あとで聞いた話では、
「マッスン(私・増田のこと)のことだから、何とか するヨ…」と、みなさんからの絶大な信頼? ベテランライダーである”おじ様方”の冷たさを…知った。 とにかくガイドが戻ってくることになった。

我々は、オークランド郊外の〈マクドナルド〉で待つことにした。 150kmほど離れていたが、ガイドのペリー氏氏は、スタート地点のオークランドまで、 2時間ほどかけて戻ってくると言う。150kmといえば、北九州から熊本 くらいの距離である。 距離である。
 だが、数日もツーリングを続けてみるとわかったが、このNZでは、ほんのひとっ 走りなのである。
S氏は言った「ここが、鳥栖インターだったらなあ〜」 そしたら、いきなり海外ツーリングは《 終わりだ!》。 それも鳥栖で…  そんなのイヤだ! 
  とはいえ、風景的には鳥栖と思えなくもない。 前回のニュージーランドツーリング、夏の南島はPM9:00くらいまで明るかったので、 今回PM6:00にすっかりと暗くなったのには、軽いショックを覚えた。 遠き山に日は落ちた。昼から降り始めた雨は、ますます激しくなるばかり…
二人揃って、バイクに乗る気を失いかけた頃、助けは到着。 Mr.ペリーのバイクと交換することで、問題は解決。ぺリーは、シフトレバーの 問題を操作技術で乗り切った。
法定速度が100km/hのNZでは、一般道路とはいえど、シフトペダルが無い バイクで、雨が激しい夜道を100km以上でワインデングを走ることは、かなりハ ードな事だと
“バイク音痴の私”でも理解できた。
“ 時には、死ぬような思いをして、息をこらしたり、立ちすくんだり―”  (おおスザンナより)
少なくとも、Mr.ペリーは死ぬ思いをしていたらしい。終始悪態をついていた。

 悪態の内容を直訳すると、
「ジョンさん、なんでシャン!と、整備しとかんのかのう…」と いうことか?
 (ジョンとは、バイクレンタル会社の社長である。)   【 おお・・スザンナ!】


やっと、スタート! 今夜のお宿、海辺の街、”RAGLAN”までは、ショートカットで 行っても150kmほどあります。
そして、わたしには、雨の夜道は、道が2〜3本に増量して見えます。
こうして【、愉しい海外ツーリング】第一日目が始まったのですヨ。              

   by 増田

 

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