分解した写真を見て、あれ?っと思った方もいるかもしれませんが
この車両のフロントフォークはスプリングが入っていません!
この車両の車両CRF250R(レース車両)のフロントフォークは
「SFF-AIR(TAC)」という名前(separate function front fork Air)で
左フロントフォークで反力を発生させ、右フロントフォークで
減衰力を発生させる構造になっております。
左フロントフォークは金属製スプリングを廃止し、エアを封入することで
反力を得ていて、金属スプリングを交換することなく、
エア圧・オイル量の調整によって、細かなセッティングが可能です。
右フロントフォークはオイル室を2つ設けて、コンプレッション側・リバウンド側の減衰力を発生させています。
名前のTACとはtriple Air Chamberの略で
左フロントフォークは3つものエア室を設けているのです。
全部分解し、綺麗に洗浄し、組付けていきます。